Sub image

スター・ウォーズの歴史

Star Wars History

はじめに

■ このページとコンテンツについて

このページはスター・ウォーズの歴史について、様々な文献を元に正史と非正史を統合し、 SWGoHとの関連も考慮した独自の観点で再構築、スター・ウォーズの歴史シリーズのコンテンツをまとめるトップページです。

シリーズの各記事は、ブログの スター・ウォーズの歴史カテゴリー として不定期に投稿しますが、 当コンテンツへのアクセスや反応があまりにも少なければ書かないかもしれません。

基本用語の説明

■ 年号「BBY」と「ABY」

まず、スター・ウォーズの歴史を語る上で、年号の説明は欠かせません。

スター・ウォーズの世界では、「BBY」と「ABY」という用語を使って年代を表します。

「BBY」とは「Before the Battle of Yavin」の頭文字をとった略で、 「ヤヴィンの戦い」を起点として、そこから何年前かを表しています。

「ヤヴィンの戦い」というのは、『エピソードIV 新たなる希望』のクライマックスで起きた戦いを指しています。

「ABY」とは「After the Battle of Yavin」の頭文字をとった略で、 「ヤヴィンの戦い」を起点として、そこから何年後かを表しています。

■ 「カノン」と「レジェンズ」

もう1つ、正史と非正史の説明も省略できないでしょう。
スター・ウォーズ・ユニバースは、2つの時間軸に分かれており、それぞれ正史は「カノン」、非正史は「レジェンズ」と呼ばれます。

  • カノン:ディズニーが定めた正統な作品世界で、映画やアニメ、小説などが含まれる
  • レジェンズ:2014年以前に制作されたスピンオフ作品群を指し、正史とは別のタイムラインとストーリーラインを持つ

2014年、ディズニーがルーカスフィルムを買収したことにより設定が改変され、 レジェンズは非正史扱いとなり、カノンと区別されるようになりました。

前述のとおり、レジェンズは正規に認められた歴史ではありませんが、侮ることなかれです。

レジェンズ作品から非常に強い影響を受けたカノン作品や、レジェンズの登場キャラクターが正史入りすることも珍しくなくなっています。 代表的なのは、もはやお馴染みとなりました、スローン大提督です。 彼は元々、ティモシィ・ザーン (Timothy Zahn) 著のスローン三部作 (Thrawn Trilogy) と呼ばれるレジェンズ小説の登場人物でした。

スローン三部作

■ スローン三部作とは

『Heir to the Empire』(邦題:帝国の後継者)、『Dark Force Rising』(邦題:暗黒の艦隊)、『The Last Command』(邦題:最後の指令) の三作品から成るレジェンズ小説を指します。
レジェンズ小説は膨大な数があり、私ももちろんすべてを読んでいるわけではありません。
しかしながら、読んだ作品の中でもスローン三部作の完成度、面白さは傑出していると断言できます。

この作品はカノンにも多大な影響を今もなお与え続けており、SWGoHとも深いつながりがあります。
スローン大提督が正史入りを果たしたのは、ご存じの方も多いかもしれませんが、アニメシリーズ『反乱者たち』です。
『反乱者たち』にはスローン大提督だけでなく、従者のルクもしっかり登場しており、なかなかの活躍を見せています。

さらに、SWGoHとの繋がりで言えば、マラ・ジェイドもスローン三部作の登場キャラクターです。
また、最近ではドラマシリーズ『アソーカ』からSWGoHに参戦したキャプテン・イノック。
「イノックはスローン三部作に登場していないぞ!」という声が聴こえてきそうですが、ちょっと待ってください。
小説タイトルの『The Last Command』(邦題:最後の指令)が、キャプテン・イノックの特殊スキルの名前として採用されたのは記憶に新しいですね。
このように間接的に繋がっているケースもあるわけです。

スター・ウォーズの歴史

■ スター・ウォーズの起源

スター・ウォーズの歴史がどこから始まったのか、興味はありませんか?

いろいろな捉え方・考え方があるとは思いますが、私の個人的な見解・価値観からお話すると、 スター・ウォーズの歴史を研究するならば、「カノンとレジェンズ両方の観点を総合的に見る」方がより楽しめると思っています。

それは主に次の理由からです。

  • カノンもレジェンズからの影響を多大に受けており、常に意識しながら拡大を続けている
  • カノンとは矛盾したタイムラインをパラレルワールドとして見るのも面白い
  • レジェンズからカノン入りしたキャラクターの背景を事前に知ることができ、相互の違いを比較する楽しみ方もできる

私が知るカノンおよびレジェンズの作品において、スター・ウォーズの起源、あるいはスター・ウォーズ最古の歴史と言えるものは、 『Dawn of the Jedi』です。

Dawn of the Jedi

■ 『Dawn of the Jedi』とは

『Dawn of the Jedi』は、スター・ウォーズの世界における最も古い時代を描くコミックシリーズです。
その物語で扱われる歴史の出発点は、およそ38,000 BBY (ヤヴィンの戦いの38,000年前) 以前まで遡ります。 (注釈 ※1)

2024/9/25現在、残念ながら和訳はされていませんが、私は電子書籍で全巻所持しています。
熟読して得られた情報を元に、 『Dawn of the Jedi』第一部「Force Storm」のあらすじ をブログ記事として紹介しています。

『Dawn of the Jedi』は、2012年から2014年にかけて、全15巻がダークホースコミックスから刊行されました。

5巻ずつストーリー・アークが分かれており、3部構成となっています。

  • 1~5巻:Force Storm (フォースの嵐)
  • 6~10巻:Prisoner of Bogan (ボガンの囚人)
  • 11~15巻:Force War (フォース戦争)

『Dawn of the Jedi』では、ジェダイとジェダイ・オーダーの起源、シスの起源、フォースの起源について言及されており、 非正史と切り捨ててしまうのはあまりに惜しく、スター・ウォーズの歴史を紐解く上で極めて重要な作品です。

 注釈 

※1: 『The Essential Atlas』では、 スター・ウォーズ宇宙のビッグバンについて言及されています。 それを入れれば 13,000,000,000 BBY (130億 BBY) が最古となりますが、スター・ウォーズの歴史を扱う上では考慮外としています。

終わりに

■ スター・ウォーズの歴史シリーズ

冒頭の「はじめに」でも述べましたとおり、 このページはスター・ウォーズの歴史シリーズのコンテンツをまとめるトップページです。

繰り返しになり恐縮ですが、シリーズの各記事はブログの スター・ウォーズの歴史カテゴリー として不定期に投稿します。