本日 2025年4月23日 より、ドラマシリーズ『キャシアン・アンドー』(原題:ANDOR)のシーズン2が、ディズニープラスで配信開始です。
今回の記事は、第1話のあらすじと見どころ、キーワードを抽出しながらレビューしています。
『キャシアン・アンドー』は、Disney+(ディズニープラス)で視聴できます。
※ 入会が必要です。
構成としては、第1話から3話まで共通して、複数の登場人物の視点から様々な惑星での出来事が目まぐるしく切り替わります。
そのため、以下の登場人物それぞれの視点に分けてまとめました。
- キャシアン中心の出来事
- ビックス中心の出来事
- モン・モスマ中心の出来事
- 帝国軍(主に帝国保安局のデドラ)中心の出来事
極めて短いスパンでシーンを切り替えているのは、それぞれの場所で起きている出来事を限りなくリアルタイムに近い感覚で視聴者に体験させる狙いがあるように思います。
文章では、その切り替わりのタイミングに合わせるとわかりづらくなるため、一連の流れとしてまとめていますが、ぜひとも実際の映像で観て、この臨場感を味わっていただきたいものです。
はじめに
第1話から50分を超える尺で、重厚な物語が展開されます。
過去(シーズン1)から現在、そして未来(『ローグ・ワン』)へと続く架け橋として、非常に重要なキーワードや人物が次々と登場します。
エピソードのタイトルは『1年後』ということで、シーズン1の最終話(キャシアンの育ての母であるマーヴァの葬儀)から1年後が物語の舞台です。それは、『ローグ・ワン』、そして『エピソードIV 新たなる希望』の4年前(BBY 4)とも言える時代です。
オープニング
惑星サイナー(SIENAR)にある帝国軍テスト施設(施設No.73)のシーンでドラマは幕を開けます。
1機のTIE/adスターファイターに近づく帝国軍の整備士らしき女性。
内部に乗り込むと、コックピットのあちこちを点検するように触っていきます。
TIE/adスターファイターは、TIEファイターシリーズの1つで、またの名をTIEアドヴァンスト。ダース・ヴェイダーの愛機であるTIEアドヴァンストx1から発展した最終進化形の戦闘機です。
ヴェイダー専用機との混同を避けるため、TIEアベンジャー(TIE Avenger)という愛称でも呼ばれていました。
そっくりなTIE/INインターセプター同様、サイナー・フリート・システムズ社が製造している戦闘機です。
だからテスト施設もサイナーにあるわけですね。
シャープなデザインの非常に美しい機体で、その外観に相応しくスピードと火力に優れています。
間近から様々な角度で外観を映されており、コックピットの内部まで360度見せてくれます。
施設からの脱出、その後のチェイスも迫力満点で、キャシアンのファイターを追ってくる機はTIEスキマー(TIE Skimmer)のような形状をしています。
キャシアン中心の出来事
場面変わって施設内の一部屋が映ると、そこにはキャシアン・アンドーの姿がありました。
ドアは開いており、部屋の前を2名のトルーパーが通り過ぎますが、これはレンジ・トルーパーです。
レンジ・トルーパーは、映画『ハン・ソロ』に登場するブーツと毛皮のような装甲で武装しているトルーパーです。
先ほどの整備士らしき女性が部屋に入ってくると、キャシアンは「ニヤ?」と声をかけます。やはり彼女は反乱軍のスパイだったようです。
二人で今夜のテスト飛行について会話しますが、その中で「パスワードは”カフリーン”」(※1)というワードが出ます。

※1:「カフリーン」とは、映画『ローグ・ワン』の冒頭シーンでキャシアンが潜入していたコロニーで、正式には「カフリーンの環」(Ring of Kafrene)です。
トルーパーに見つかりそうになった際、キャシアンが反乱軍の仲間である諜報員のティヴィックをためらうことなく射殺したシーンは衝撃的でした。
あまりの驚きで映画館にもかかわらず、思わず「えっ?!」と声が出てしまった思い出があります。
「命を懸ける価値はある?」というニヤからの問いに対するキャシアンの「戦いの輪に加われば、死にも価値が生まれる」という返し、それに続く「そのために今できることをしないと、残るのは後悔だけだ」のセリフは、『ローグ・ワン』の結末を知っている者には重く響き、心を刺します。
TIE/adスターファイターに乗り込んだキャシアンでしたが、この機の操縦に不慣れなせいで格納庫中にぶつかり、トルーパーたちを蹴散らしながらどうにか脱出に成功します。
その後のファイター・チェイスで追っ手を見事に出し抜いた彼は、サイナーから宇宙へと飛び立つのでした。
彼が次に降り立ったのは緑豊かな森の惑星。
一瞬、故郷ケナーリに立ち寄ったのか?とも思いましたが、そうではないようです。
場所は明かされないまま、キャシアンは何者かに包囲されてしまいます。
キャシアンを捕らえたグループは、反乱軍の旅団で、彼らはキャシアンを帝国軍のテストパイロットだと決めつけ、果ては内輪揉めへと発展してしまいます。
帝国軍という強大な敵を前に一致団結しなければならないタイミングでの内輪揉め。ブラスターの銃撃による死者まで出る始末で、深刻な状況です。
果たしてキャシアンは誤解を解き、この星から脱出することができるのでしょうか。
ビックス中心の出来事
ぼろぼろの小屋が画面に映し出されます。
ズームインしていくと、小屋の外でウィルモン・パアクが眠っています。
中ではベッドにビックスが寝ており、彼女を拷問したドクター・ゴーストの悪夢にうなされていました。
彼女を起こすのはブラッソ。キャシアンの親友です。
タリア、そしてドロイドのビーも含め皆が無事で、ともに行動していることがわかり一安心しました。
ビックスたちがいるのは、ミーナ=ラウという銀河外縁部(アウター・リム)の惑星であることが明かされます。
あれから1年、ビックスたちはここに身を隠し、農場で働きながら平和に暮らせていたようです。
しかし、そんな平和も終わりをつげ、とうとう帝国が現れてしまいました。
目的は監査なので、ビザを持たないビックスたちは見つかれば逮捕されるでしょう。
逮捕されたが最後、フェリックスからの逃亡者だとバレるのも時間の問題です。
モン・モスマ中心の出来事
シャンドリラでは、モン・モスマの娘、リーダの結婚準備が着々と進められていました。
モスマは反乱活動の資金繰りに困り切っており、テイ・コルマの紹介で融資を頼んだ相手がダヴォ・スカルダンでした。
スカルダンは、融資の見返りに自身の息子(ステカン)とモスマの娘(リーダ)との結婚をほのめかしました。
最初は取り付く島もない態度ではねつけたモスマでしたが、背に腹は代えられず、しぶしぶ条件を飲むことになったのです。
次々とモスマの私有地に集まってくる要人たち。
と、突然モスマの表情が曇り、足早に歩き始めると、途中で会ったヴェルに「誰が来たと思う?」と問いかけます。
テイ・コルマの話を受け流し、さらに歩み進んだその先には、ルーセン・レイエルの姿がありました。
ルーセンはどうやらダヴォ・スカルダンに呼ばれて参上したようですが、その目的は「秘密」ということで、なにやら不穏な空気です。
(この「秘密」については、第2話と第3話を通じて徐々に明かされますが、物語の核心に迫るような類のものではありませんでした。)
モスマとしては、対処すべきことが多すぎて手一杯なのでしょうが、ここで軽くあしらってしまったテイ・コルマとの間に、後に重大な問題を生じることとなります。
娘の政略結婚に対する悔恨、長年の友人であるテイ・コルマとの関係に生じる亀裂、モスマが反乱活動に人生を捧げる度合いに比例して、その代償は大きくなっていくのでした。
帝国軍中心の出来事
マルティーン・ディヴァイド(The Maltheen Divide)。
眼下に雲海を臨む雪山の頂上に建てられたこの施設は、これまでのスター・ウォーズに登場したことのない場所で、惑星の名前も分かりません。
会議室の中が映し出されると、そこには、オーソン・クレニック長官の姿が!
帝国軍の極秘会議のようですが、参加メンバーの中には帝国保安局のデドラ・ミーロ、その上司であるリオ・パータガス少佐もいます。
ユラーレン大佐やターキン総督ですら関わる権限のないプロジェクトに、デドラたちは招集されたようです。
プロジェクトの詳細については記事で詳しく明かすことはしませんが、ゴーマン(Ghorman)という惑星に関する作戦です。
ゴーマンの鉱物「カルカイト」が目的で、クレニックは「リアクターのレンズをコーティングするため」に必要であると発言しています。
ここで言う「リアクター」とは、デス・スターの部品を指していると思われます。
会議の後、クレニックはデドラに直接会い、彼女の提案に感銘を受けます。
これが後の「ゴーマンの大虐殺」(2 BBY)へと繋がっていく展開になるのでしょう。
最後に
第1話から期待を裏切らないボリュームとクオリティで、50分があっという間でした。
重要な登場人物や新たな場所、気になるキーワードが次々と飛び出し、一瞬たりとも目が離せない展開です。
え?シンタはまだか?
ちゃんと登場しますので、第2話の続きをお楽しみください。
第2話のレビュー記事はこちらです。


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