数学の部屋 【集合論応用 2】「数える」を超えて:無限集合の濃度(サイズ)理論
子供の頃、指を使って「1, 2, 3...」と数を数えることを覚えました。
では、その数える対象が「無限」になったとき、そのサイズをどうやって比べればよいのでしょうか。
例えば、「自然数(1, 2, 3...)」と「偶数(2, 4, 6...)」、どちらの方が多いと思いますか?
直感的には、偶数は自然数の一部なのだから、自然数の方が多いと感じるかもしれません。
その問いに対し、集合論の生みの親であるドイツの数学者 ゲオルク・カントール は、驚くべき結論を導き出しました。
本記事では、前回記事の「写像」の概念を前提に、無限集合の「濃度(サイズ)」という深淵な世界へ足を踏み入れます。