量子コンピュータ 量子力学入門④:量子情報とユニタリ性の役割
ボーア模型に始まり、不確定性原理、そしてアインシュタインとの解釈論争を経て、私たちは量子力学が「確率」と「重ね合わせ」という、従来の物理学では考えられなかった奇妙な性質を持つことを確信しました。
特に、量子もつれと非局所性の実在が証明されたことで、量子論は哲学的な論争に終止符を打ち、完全な理論として確立されました。
このミクロな世界の驚くべき法則は今、量子情報科学という新たなフロンティアを開拓しています。
情報技術の限界を突破する鍵が、この量子力学の「奇妙さ」にあることが分かったのです。
本記事『量子力学入門④』では、この量子論の奇妙な性質を、工学的、数学的なフレームワークへと昇華させます。
量子情報科学の基盤となる量子状態の記述法を学び、その状態を変化させる「ユニタリ」操作が、いかにして量子コンピュータの計算を可能にしているかを探っていきましょう。