数学の部屋 【集合論応用 3】トポロジーへの扉:位相空間と開集合系の定義
これまでの入門編から応用編を通じ、「集合」と「写像」、そして無限のサイズを測る「濃度」について学んできました。
そこでの関心は、主に集合に含まれる個々の要素をどう対応させ、その「個数」をどう測るかという点にありました。
しかし、数学にはもう一つの大きな視点があります。
それは、要素そのものの個数だけではなく、要素たちが互いにどのような位置関係にあり、どのように繋がっているかという「構造」に注目する視点です。
ただのバラバラな砂粒のような集合に、隣り合わせのルールを付け加えることで、「かたち」を持った空間へと進化させる。
集合論がどのようにして現代的な「空間」の概念を生み出していくのか。その橋渡しとなる「位相空間論」の入り口を覗いてみましょう。